こんにちは、ブランカです。
近年、データ活用の重要性はますます高まっています。
企業の競争力を維持、向上させるためには、データを活用した意思決定が不可欠となっています。
しかし、その一方でデータ活用には専門的な知識やスキルが求められ、そのハードルの高さから導入を躊躇している企業や適切にデータを活用し切れていない企業も少なくありません。
しかし、中では活用に向けたデータ収集やダッシュボードの作成を進めているのにもかかわらず、なかなかそのデータを活用していく意識が高まらない企業も存在します。
「せっかく一定のコストをかけているのにもかかわらず、中々デジタルマーケティングを推進できない。」
こういった状況で重要なことが担当事業部の責任者の役割です。責任者がデータ活用の重要性を理解し、その推進を行うことで、企業全体のデータ活用が進むのです。
データ活用の第一歩とは
データ活用の第一歩は、まず自社が保有するデータを見つめ直すことから始まります。
販売データや顧客データ、Webサイトのアクセスデータなど、企業が日々蓄積しているデータや、自社のKGI/KPIの達成状況やROI(投資利益率)などの各数値は、ビジネスのヒントが詰まっています。
それらのデータを整理し、分析することで、新たなビジネスチャンスを見つけ出したり、自社が抱えている課題を特定したりすることが可能です。
また、データを活用することで、意思決定の根拠を明確にし、より確実な施策を行いPDCAを回していくことができます。
ダッシュボードを活用したデータ活用の推進
データ活用を推進するためには、ダッシュボードの活用が非常に有効です。
ダッシュボードは、複数のデータを一覧でき、一目で状況を把握することができます。
具体的にはLooker Studio、Tableau、DOMOなどさまざまなツールが存在しているため自社の要件に合わせたダッシュボードの構築が必要となってきます。
また、冒頭で触れた責任者が行うべき行動として非常に重要なポイントが1つあります。
それは「ダッシュボード導入完了後に毎日作成したダッシュボードを責任者が見て、そのダッシュボードベースの会話を社内ですること」です。
この行動により、データに基づいた意思決定が日常化し、組織全体のデータリテラシーが向上します。
そのためには、ダッシュボードを導入する際に、「日々チェックするためにはどういったダッシュボードが見やすいのかを定義すること」も重要な観点です。
例えば、スマートフォンで見ることができる、特定の更新があった際にはデバイスに通知が来るようにする、などの仕様が挙げられます。
データを活用した施策は、企業の競争力を高め、持続的な成長を実現するための重要なステップです。
そのためにも導入後の活用方法まで意識する必要があるでしょう。
まとめ
- ダッシュボード導入後、責任者が積極的にダッシュボードベースでの会話を社内で行うことが重要
- そのために、要件定義の際にはどういった仕様であれば日々の業務に活かしやすいか?という観点で検討することが重要